防犯カメラ各種 |
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CVBSカメラとは
コンポジット映像信号(Composite Video, Blanking, and Sync)の略です。これまでのアナログカメラが該当します。(赤黄色い端子/BNC端子)
コンポジット映像信号は、コンポジット(複数の組み合わせ)、映像、ブランキング(基準)、同期という名前から何となく想像できるように、映像信号を構成する同期信号、輝度又は色信号を合成して1本のケーブルで伝送できるようにした信号のことです。この信号にはNTSC,
PALという主要な2方式があります。北米・日本ではNTSCが、ヨーロッパやアジア諸国、アフリカではPALが用いられています。NTSCは480i(480本の垂直解像度)、PALは576i(576本の垂直解像度)となります。アナログテレビの赤・黄・白の3色ケーブルのうちの黄色のことです。赤・白はステレオ音声信号となります。防犯カメラもこの黄色に対応した端子があります。この端子のことをRCA端子といいます。
CVBSの解像度は、日本のNTSC方式では320×240、720×240、720×480、960×480のものがあります。画素数で表すと25万画素〜52万画素程度となります。最大配線距離(信号伝送が可能な最長延長距離)は300m(5Cケーブル使用時)となります。 |
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AHDカメラとは
Analog High Definitionの略で、アナログ配線でハイビジョン画質の監視が可能になる防犯・監視カメラシステムです。 AHDにはハイビジョンのAHD1.0(1280×720)とフルハイビジョンのAHD2.0(1920×1080)があります。ハイビジョン画質(720P及び1080P)の監視が可能なシステムの規格にはAHD1.0、AHD2.0の他、HD-CVIやHD-TVIがあります。
異なる規格同士のカメラとレコーダーを組み合わせて使用することはできませんが現在、マルチシステムの録画機も開発され、統合的に使用できるものあります。
アナログですがHD規格に則るため、NTSCではありません。そのため、RCA端子にケーブルをTVやモニターに挿しても映像は映りません。解像度は、1280×720、1920×1080となります。画素数で表すと92万画素〜200万画素程度となります。
アナログのため画質が劣化します。そのため、解像度は高いですが、同じ解像度のデジタルのものと比べると画質は低くなります。しかし、メリットとして、コストが安い、伝送距離が長いことが挙げられます。500m(5Cケーブル使用時)の配線距離が可能です。最大のメリットは、既存のCVBS(NTSC)のアナログシステムをAHDに置き換えることができるということです。
ただし、デジタルレコーダー(録画装置)はAHD対応のものに入れ替える必要があります。現在もアナログの防犯カメラシステムが多く使用されていることから、既存のケーブルを利用し、カメラとデジタルレコーダーだけを入れ替えるだけで高画質化できるため、コストをあまり掛けたくないが、もっと画質を上げたい場合が主な用途となります。
欠点としては、AHDは韓国のチップメーカー(Nextchip社)が作った規格であることです。つまり、AHDカメラは必然的に韓国製のチップを使用していることになります。最近は韓国製も品質がある程度は向上してきていますが、信頼性は低いと言わざるを得ません。
従来のアナログCVBSカメラに比べて新しい規格なのでカメラの種類はそれほど豊富ではありません。 |
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HD-SDIカメラとは
High Definition Serial Digital Interfaceの略で、主に放送局で使用されている非圧縮のデジタル信号規格のことです。
AHDに比べ伝送距離が極めて短くコストが高価になります。
放送業界で利用されていた規格だけあって一般的にAHDやHD-TVIなどと比べてノイズが非常に少ないことからこの規格を好んで取り扱う防犯設備の設置業者も多いようですが、
通常の同軸ケーブルより太い高画質映像を遅延無く伝送することが可能な5C-FB規格の同軸ケーブルを利用します。それによって遅延無くフルHD画質の情報を伝送できます。ただ、他の規格と異なり、
映像のみの伝送にしか対応しておらず音声の記録が必要とされる場面では別途音声用のケーブルを敷設しなければならないことや、対応するレコーダーがそこまで多くないため、AHDほどの普及には至っていません。
HD-SDIとは
従来であれば100メートルまでしか伝送できなかったHD-SDIを最大400メートルの長さまで延長して伝送できるようにした規格です。AHD規格がデフォルトで300メートルまでの伝送が可能ですので、それに対抗したHD-SDIの伝送部分のみを変えた上位互換の規格といえます。ですので、HD-SDIのシステムのケーブル部分に[HD-SDI/EX-SDI]変換アダプタを利用すれば、延長することができます。 |
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IPカメラとは
LANケーブルや無線LANといったネットワーク回線を使ったカメラシステムです。カメラ自体にIPアドレスが割り当てられているため、インターネットにカメラ単体でつなぐことができ
ます。
※配線ケーブルの種類によって伝送距離は変わります。また、映像の劣化などがおこることがあります。 |
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